公演時期 | 2002年8月2日 |
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会場 | 東京 世田谷区民会館 |
原作 | ルイ・ザ・メイ・オルコット |
演出 | イマジン・ミュージカル |
振付 | 田村連 |
音楽 | 淡海悟郎 |
美術 | 岩崎顕二 |
照明 | 池亀誠一郎 |
衣装 | 神場靖江 |
音響 | 戸田英樹 |
舞台監督 | 道場禎一 |
あらすじ
観劇感想とても楽しめる内容でした。本当に大満足です。 自分の心が、素直に「楽しいぞぉ!」と語りかける感じです。 1幕始めの部分、ずいぶんと音楽が無い部分が続きました。 「まさかBGM系無し?」 と嫌な予感がしたのですが、そうではありませでした。 そこの部分が、淡々とした感じ。 あえて音楽を使わなかったのかもしれません。 そして初めて音楽がかかったのですが、 曲調が「お魚天国」に似ていて「まさか!!」と少し冷や汗がでました(笑) もちろん、『お魚天国』ではありません。 アンサンブルのダンスも素晴らしいです。 出番的には本当に少しなのですが、 主役四人の影に徹し、盛り上げてくれました。 気になった役者ベス役の藤澤志帆素晴らしい。演技もダンスも歌も! 特にあの優しい表情は惚れます(笑) ベスは本当に彼女にピッタリの役です。そのまんまベスって感じ。 あえて言うなら、歌が一番良かったかな? すごく心に残る歌声で、聞き入りました。 エイミー役の渡辺里佳まったく期待しないで観に行ったので、そのあまりの実力にビックリ! パンフレットの写真は、ちょっとイマイチですが、 舞台上での表情は抜群にいいです! かなり舞台なれしている感じでした。 言葉の喋りがしっかりしているし、ダンスの切れも抜群。歌もまずまず。 表情とダンスが印象に残っているかな? とにかく驚きました! これからの彼女の活躍に期待! ジョー役の神崎詩織ちょっぴり残念かな。 舞台の人というより、TVの人って感じがしました。 ルックスは可愛らしく、昔の為田真美のイメージと重なります。 ただ、正直、演技はイマイチでしょう。 ダンスはまずまずだとしても、 歌や喋りは、他の役者さんと比べてちょっと違和感を感じました。 頑張っている、というのは傍目からもわかります。 決して、下手というわけではないのですが。 これから舞台をかさねて成長してほしいです。 1幕より、2幕の方がジョーらしさがでていたと思います。 1幕始めの方は、ジョーらしい気の強さがなく、 優しさがあふれている感じでした。かなり優しい性格のジョーでした。 メグ役の手塚佳代子この子の声、アニメ声なんですけど、微妙だな~! 好き嫌い、別れると思います。 知り合いの女の子たちは、すっごくいいと言っていました。 僕は、イマイチ拒否反応があるんですよね、決して悪くはないですけど。 アニメ声の歌ですが、ここは評価しないといけないでしょう。 すごく良かったです。高音がしっかり出ているし、 4人で歌うところも、彼女の歌唱力が要になっています。 前に観たのが「小公女セーラ」でイジメ役のイメージがあり、 メグのイメージがなかなかつきませんでした。 これは私の先入観が、かなりあると思います。 もうすこし優しく、のほほ~んとした演技がほしかったかな? ある意味、メグはボケキャラなので。 お母さん、ミセス・マーチ役の水沢アキ基本的には4人が主役の舞台なので、印象は薄いです。 テレビで見る雰囲気とだいぶ違っていました。 特に問題はないと思います。 ローレンス役の大橋忠弘、マーチ伯母役の陣内理江ふたりとも上手いのですが、ちょっと若い気がしました。 老人、老婦人ともに40代後半ぐらいの雰囲気。 女子高生で、すごい老人の演技をする子を観たせいもありますが、 老人役としてはイマイチのような気がします。 でも、マーチ伯母さんのナンバーは良かったです! 急に雰囲気が変わって、かなり面白かった。 総括主役が4姉妹なので仕方がないことなんですが、 男性陣に勢いが無かったように思えます。 ブルックとメグのロマンスとかも、もうすこし深めてもいいかな? ただ、これをやってしまうと観客の子供が飽きてしまう可能性も大です。 難しいところです。 前半部分はけっこう淡々しているので、 観客の子供たちが飽きてしまうところもありました。 やっぱりちょっとM(音)がほしいかな? 全体的にはとても楽しめる内容で、かなり満足です。 間違いなくおすすめの舞台ですね。 ※敬称略 |