◆  『ピーターパン』 

◆公演時期   2002年7月19日〜7月30日
◆会場 東京国際フォーラム ホールC
◆演出・潤色・訳詞 鈴木 裕美
◆翻訳 秋島 百合子
◆美術 島川 とおる
◆音楽監督 宮川 彬良
◆衣装 黒須 はな子
◆照明 西川 園代
◆振付 玉野 和紀
◆声楽指導 泉 忠道
◆フライングデザイン 松藤 和広
◆音響 井上 正弘
◆舞台監督 二瓶 剛雄

あらすじ

イギリスのロンドンにあるダーリング家の子供部屋。
両親がパーティーに出かけ、寝静まった子供部屋に、
一人の男の子と光の妖精が飛び込んできます。
彼の名はピーターパン、そして妖精はティンカーベル。
ピーターパンは先週もこの部屋に忍び込んでいたのですが、
その時に家の愛犬であるナナに自分の影を捕まえられてしまい、
ダーリング夫人によってタンスの中しまわれてしまったのでした。

それを取り戻そうとやってきたのですが、影を見つけたものの、
自分のところに戻ってきてくれません。
悲しんで泣いているピーターパンを、
目を覚ましたこの家の少女ウエンディが、影を縫い付けてくれました。
騒ぎで、マイケルとジョンを目を覚まします。
影が自分の元に戻り、
喜んだピーターパンは子供たち3人に空を飛ぶ方法を教えてあげました。

ティンカーベルの道案内で、
ピーターと3人の子供たちはネヴァーランドへの旅に出かけます。
(パンフレットより一部抜粋)

観劇感想

久々のピーターパン。
笹本玲奈ちゃんが最後のようなので、
どうしても一度彼女を観たい!と思い、観劇しました。

客席は家族連れで満員!
この集客力には恐れ入りました。
グッズ売り場も大盛況で、剣がよく売れていました。
ただ、プログラム買うところは別の場所にしてほしい気がします。
大盛況すぎて、ひとつ買うのにも苦労しました。

で、肝心の内容。
私的には、とっても楽しめました。
前回観た時は、かなり『子供向けだな〜』と思いましたが、
今回見ると、意外に感動しそうな場面がたくさんありました。
(感動まではいかなかったけど・・・)
特に最後のほうで、ピーターパンが屋根の上にいるシーン。
なんか、ジ〜ンときましたね・・・・・

ダンスシーンがいろいろとバリエーションがあって楽しいし、
迷子たちの役者さんのレベルが物凄く高く、感情移入してしまいます。

気になった役者さんは・・・

ピーターパン役の笹本玲奈ちゃん。

私が予想していたより、意外と良かったです。
たまたまブロードウェイの『ピーターパン』のビデオを観ていたので、
その印象が強かったのですが、玲奈ちゃんもなかなかいい演技していました。

ニワトリの鳴き声は、なかなか難しいですよね。
おそらく、何年も練習しているのだから、あれが精一杯なのでしょう。

彼女のピーターパンの性格ですが、
ぶっきらぼうで、少年というより『男』のイメージが強かったです。
もっとはしゃいでもいいんじゃないかな〜と思いました。

ダンス、歌は、マズマズじゃないかな?
特にこれといった印象を受けませんでしたが、悪い印象も受けませんでした。

そしてワイヤーアクションですが・・・
流石にブロードウェイのようにグルグル何回転もできるわけはありません。
そこはしょうがないですよね。

泣くシーンは正直イマイチ。もうちょっと頑張ってほしい。

ウェンディ役の芳本美代子さん。

舞台をかなり経験していて、その実力は凄いですね。
特に前半部分では、ピーターパンとウェンディのかけあいがほとんど。
やはり相当な実力がないと、この役は受けられませんね。
かなりヤンキー風なウェンディを垣間見ることができます(笑)

すごくいいんですけど、正直にいうと、
もうすこし若い役者さんを使ってほしかった。
ちょ〜っと厳しい感じを受けます。目尻のあたりとか・・・蛇足ですけど・・・

フック船長役の鶴見辰吾さん。

おそらく、ブロードウェイのフック船長を相当研究し、自分なりに演じていますね。
雰囲気が、かなり似ていました。
私的には大好きです、このフック船長。
言い回しもうまいし、歌もなかなか。間のとり方も素晴らしいです。
敵役がしっかりしていると、舞台もしまりますね。

ダーリング夫人役の比企理恵さん。

見ためがかなり若いので、彼女がウェンディでも良かったかも・・・
と思ったら、彼女前にウェンディを演じていたんですね。
お母さん役の演技、なかなか良かったです。

タイガーリリー役の三田智子さん。

アジア人として初めてアメリカチアリーディング界の頂点、
NFLダラスカウボーイチアリーダーとして活躍した経歴を持ちます。

その運動の俊敏性は目を見張るものがあります。ここは言うこと無しです。
問題は演技とか、どんな感じかな〜と思っていましたが、
特に悪くありませんでした。
やや体格的に細いので、タイガーリリーの力強さという点においては、
見劣りする部分もありますが、気になるほどではありません。

マイケル役の大熊佳子ちゃん。

ダブルの高橋愛子ちゃんも観たかったのですが、今回はこちらです。
今回が初舞台ということで、どんな感じかな〜と興味深く見守っていたのですが、
メチャクチャ良かったです!
高橋愛子ちゃんは観ていませんが、こっちで良かったって感じ(笑)

クリクリッとした瞳が印象的な、とても可愛らしい女の子です。
表情の付け方がいいし、ダンスの切れもあります。そして笑顔。
かなりの逸材でしょう。この子はこれから伸びますね。間違い無しです。
右目の下に小さなほくろがあって、チャームポイントかも。

ただ、途中で目が泳いだり、ボッ〜としていて、
舞台に集中しきれない場面もあったりします。
仕方のないことだとは思いますが、
これからそのあたりを頑張ってくれると嬉しいです。
とにかくも注目株でしょう!

ナナ・ワニ役の竹鼻千恵子さん。

イヌのぬいぐるみ、そしてワニのぬいぐるみですが、本当にたいへんです。
でもその甲斐あって、ナナは本当に犬そっくりでした。
鳴き声もグッドです!

カーテンコール、本当は顔を出してほしかったのですが、
やはり、『犬の中身は人間でした』と子供たちにばれないように、
わざとしなかったんでしょうね。最後の最後には見せてほしいと思います。

総括

ハッキリ言って、すっごく楽しかったです。
ここまで楽しめるとは自分でも思いませんでした。
なによりも、大熊佳子ちゃんの発見が大かも(笑)

ちなみにCD買ったんですけど、歌ってるの宮本裕子さんなんですね(涙)
なんで笹本玲奈ちゃんじゃないの?!
そこがすごく残念でした。


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