公演時期 | 1998年12月20日よりロングラン公演中 |
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会場 | 四季劇場 |
日本スタッフ | |
企画・制作 | 浅利慶太 |
日本語台本・訳詞 | 浅利慶太 |
日本語台本協力 | 藤田みどり |
日本版演出 | 浅利慶太 |
技術総監督 | 沢田祐二 |
副技術監督 | 滑川武 |
振付スーパーアドバイザー | 古澤勇 |
衣装スーパーバイザー | 福井ひとみ |
パペットスーパーバイザー | 田中眞喜 |
照明スーパーバイザー | 赤碕浩二 |
音楽監督助手 | 鎮守めぐみ |
音響 | 原英夫 |
舞台監督 | 古賀裕治 |
あらすじ
観劇感想なかなか観劇する機会に恵まれず、ようやくにして初観劇です! まず一言。メッチャ面白かった! エンターテイメント性の舞台として、秀逸ですね。 生きているうちに一回は観なくてはいけない舞台でしょう(笑) それだけ素晴らしい舞台でした。 アフリカの息吹が舞台上に注ぎ渡り、 あたかもアフリカのサバンナにいるような錯覚におちいります。 これを観劇して、本当にアフリカに行きたくなりました(笑) 演出手法として、さまざまな取り組みがなされています。 特に気になったのは、遠近法。 ヌーの群れのシーンは圧巻! 他に印象に残る演出として、水が渇いてしまうところ。 あそこも『おおっ!』と思いました。 動物たちが集まるシーンは、言うまでもなく素晴らしいです! 最初の導入部分、そして2幕目。 感動しっぱなしでした。 さらに、背中で演技するシーンが意外に多かったです。 観てるこちらもググッと引き込まれてしまいます。 不思議な魅力ですね。 やはり役者さんのパワーでしょうか?! これはリピーター増えますよね。 私でも、もっともっと観たいです! これなら立ち見でもいいです! 気になった役者ヤングシンバ役の岡田真彪ちょっと棒読みのようなセリフ回しですが、 四季の場合だと、独特なセリフ回しということもあり、あれでOKらしいです。 あまり感情をこめると聞き取りづらくなるという理由もあるらしい。 四季の独特のセリフ回しなんですよね。 これがクセになって、四季を退団後苦労する人もいるようです。 ケースバイケースですが。 ルックスはいいし、ハキハキとした演技は、見応えありました。 ヤングシンバは、1幕ほとんど出ずっぱりなんですよね。 これには驚きです! かなり体力使うでしょう。 終わった後に、彼にお会いすることができたのですが、 そうとう疲れてました。 ほんと体力使う舞台だなぁ~と考えさせられました。 ヤングナラ役、内田莉紗莉紗ちゃん、やっぱりすごいです。 まず感じたのは、莉紗ちゃんが、 『ライオンキング』という舞台を楽しみながら演じている、ということです。 もうかなりのベテランさんなので、余裕も見えます。 そして莉紗ちゃんと言ったら表情。これまたすばらしい! さらには歌声。 歌手が歌を歌うという歌声ではなく、まさに舞台役者としての歌声。 ほんと聞き惚れします。 他の役者さんを観たわけではありませんが、 岡田真彪、内田莉紗コンビは最高ですね! 莉紗ちゃんの方が背が大きいのが、またグッド! 大きくなったシンバとナラでは、それが逆転する。 二人が成長した証ともとられ、いい配役だったと思います。 スカー役の下村尊則この二人以上に、素晴らしかったのが、下村スカー。 下村スカーを観ろ!とはよく言われたものです。 ある意味、ムファサ、シンバよりも主役でした(笑) 悪役でありつつも、どこか憎めないスカー。 よく、こういう役をアメリカの俳優さんがやるのですが、本当にうまい! 日本人は難しいのかな~なんて勝手に思っていましたが、 下村さんのスカーで、それを完全に払拭しました! 低音の声が舞台に響き渡って、ほんといい感じでした。 ソロのところ、いいですね~! 総括とにかく、エンターテイメント性が高く、素直に楽しめました。 最近は意味もなく、チケットの代金が高くなることが多いですが、 この舞台は、お金を払って観ただけの価値は絶対あると確信させます。 見終わった後の、あの爽快感。 なぜか、非常に充実した一日を過ごし気分になります。 ぜひ、もう一度、観劇したいと思います。 ※敬称略 |