公演時期 | 1991年7月~9月 12都市 30回公演 |
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企画・監修 | 小椋佳 |
脚本・演出 | 犬石隆 |
脚本・作詩 | 森田等 |
舞踊監督 | 森田守恒 |
振付 | 関根玲子・小川こういち |
音楽 | 川辺真・小田敏文・金子貢・玉麻尚一・橋本昌司 |
美術 | 斉木信太朗 |
照明 | 原田保 |
衣装 | 原まさみ |
声楽指導 | 長田明子 |
音響 | 百々喜久 |
あらすじ魔法使いの世界にも夏休みがあるって、知ってるかい?誰がいちばん素敵な夏休みを過ごせるか、魔法使いの子供たちが競争するんだってさ。 今年の夏休み、魔法使いのお姫様ユキは人間の子供たちの生活にもぐりこむことにしたんだ。もちろん、魔法で人間に姿を変えてね。「人間なんて魔法も使えない、つまらない生き物だよ」なんて仲間は言うけど、ユキは人間にとっても興味があったんだ。 トネリコ・サマースクールの生徒になりすましたユキは、絵里という少女と出会う。意地っ張りで、わがままで友達もいない絵里に、ユキは桜草で編んだ花の首飾りをプレゼントする。「それを首にかけてると、妖精の国の入り口を開けてくれるの。それに、悪い妖精から身を守ってくれるって」 しかし、いたずら好きの赤烏帽子の、ヤツリ・リンゴの術にあやつられた絵里は、ナナカマド山へと誘い込まれていきます(パンフレットより抜粋) 観劇感想この舞台も生では観ていません。ビデオを観ての感想です。今回は、各キャラクターが引き立っていますね。 『東京・大阪』のナンバーも好きだけど、やはり、『かくれんぼ』のところのナンバーが一番いいですね。各キャラクターの紹介ナンバーではあるけど、一番好き。 ユキは、人間になったけど、結局どうやってまた魔法使いに戻ったんでしょう?魔法は使えないはずなのに。勝手に考えてみると、ある期間内だけ魔法が使えないようにしたのかな?そこがちょっと疑問でした。 アカハラ様の変身シーンはいいですね~!けっこう迫力あるし、見応えもあります。ちょっと特撮ヒーロー系入ってるけど・・・でも、いいです。 Wキャスト良くわからないんですよね~佐藤夕美子ちゃんや今井ちひろちゃんが出ている方のビデオも見たかった。 気になった役者主役、ユキ役の小山菜穂ちゃん。今見ると、ちょっとセリフ回しはイマイチでした。発声がちょっと悪いですよね。もちろん、この年齢の女の子としては他に比較する人がいないほど、抜きんでていますけど。 歌は頑張ってますが・・・・うまいへたを言うレベルではないですね。でもダンスは、なかなかいい。表情のつけかたも、かなりのもの。大阪弁も、なかなかいいんじゃないかな?かなり勉強しましたね。 絵里役の久積絵夢ちゃん。ちょっと表情固いですね。気の強い演技のせいかな?悪くはないけど、まぁ無難って感じ。 みどり役の河合篤子さん。惚れた(笑)うまいですよね、あの演技力。歌唱力もあるし、すでにこの時点で『リーダー』としての自覚がある感じ。ダンスもしっかりしています。 沙也加役の三島知子さん。表情が生き生きしているし、なによりかわいい(笑)言うまでもなく、元アニーです。ダンスシーンも素晴らしいし、歌声も透きとおっています。ある意味、この舞台のアイドル的存在。 梢役の柳志乃さん。彼女も元アニー。今と全然変わってない(笑)こういう髪形が多いせいかな?普段は違うんですけどね。おとぼけ+真面目キャラの梢でしたが、なかなかマッチしてました。とりたてて目立つ役ではないので、ちょっと印象は薄いです。歌い方は、好き嫌いわかれるかな? さゆり役の坪井美奈子さん。う~ん、元々地味な役なので、それほど印象ないです。 和美役の小林登美子さん。玄人好みの演技はと言ったら、彼女でしょう。和美役、メチャクチャハマッテます。うまいんですよね~こういった演技。歌唱力もあるし、ダンス力もある。彼女の場合、安心してみられますね。コメディ系はおまかせでしょう。『しあわせ色の青い空』でも好演でした。 桃子役の近藤久美絵ちゃん。ちっちゃくて、かわいい・・・・・印象的にはそのぐらいかな? 赤烏帽子『オッチョ』役の俵和也くん。赤烏帽子のなかでは一番目立ってました。自然な演技がいいですね。歌もメインで任されることが多く、重要な役どころでした。 他にも小嶋亜美さん、岸田有子さん、檜山愛子さん、池田淑子さん、高野可菜さん、今井ちひろさん、木内麻理さん、安藤聖さん、佐藤夕美子さん有薗真梨子さん、渡辺麻衣さん等が出演しています。 総括妖精のダンスシーンとか、ちょっと拒否反応あります。ああいうのは、私的には好きではないですよ。見てて気恥ずかしい感じ。 全体的な内容として楽しいけど、後半の、ユキが絵里ちゃんを追いかけるところが長く、見ててちょっと飽きました。前半の方が好きですね。 ※敬称略 |