公演時期 | 1996年12月20日~1月5日 1月11日~15日 |
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会場 | 銀座 博品館劇場・シアタードラマシティ |
原作 | やぶうち優 |
演出 | 三ツ矢雄二 |
音楽 | 佐橋俊彦 |
台本 | 武上純希 |
振付 | 玉置千砂子 |
美術 | 宮原修一 |
衣装 | 佐藤奈美・小島幸 |
音響 | 小幡亨 |
照明 | 林之弘 |
歌唱指導 | 実川俊晴・青木FUKI |
舞台監督 | 近田佳明 |
あらすじ
観劇感想役者にジャニーズ今までもこの舞台は「姫ちゃんのリボン」「赤ずきんチャチャ」 「リリカSOS」と続いてきたんですが、今回は一変しましたね。 なぜかというと、役者にジャニーズを入れたことです。 これによって集客力が倍増しました。 ジャニーズの力を入れなければいけないというのは、ちょっと寂しい気もしますが。 したがって、当然のことながら、客層も変わります。 いわゆるジャニーズファンの女の子たちが押し寄せ、観客はほとんど女子。 男は数える程度で、かなり肩身のせまい思いをしました。 今回、このミュージカルの振付として、玉置千砂子さんが担当されていました。 いやぁ~月日の経つのは早いというか、人は成長するというかぁ、 すごく考え感慨深いものがありますね。 気になった役者主役、河合優子役の鈴木真仁さん。アニメでも主役の河合優子の声優でもあります。 確かに声質はアニメのまんまで、演技的に悪くはないですけど、 正直、華がないですよ、舞台主役としての。 主役ではあるからには、観客の視線が一点に集中します。 それに耐えられるかといわれると、そうはいかないでしょう。 主役のなのに観客の視線が、毎回あっちこっちに行ってしまう。 そんな印象を受けました。 歌はレコードを出しているだけあって、うまいです。 高幡多可子役の樋口智恵子ずいぶんと美人になった。 それはともかく、この舞台では実質的にサブ主人公でした。 彼女も、このアニメの声優で高幡多可子役です。 かなりスポットが当たるので、私的には大満足。 演技的に気の強い役で、それでいて憎めない役。 こういうちょっと微妙な役はど~かな~と思いましたが、無難に演技をこなしていました。 淡々とした演技が多かったですけど、それは智恵子ちゃんワールドと言えましょう。 特に鈴木真仁さんとのかけあいの歌が良かったですね。ハモッたりしていて秀逸でした。 長沼博士役の秋山純で、でか! そりゃ、「赤ずきんチャチャ」の時と比べちゃわるいですよね。 本当に身長も手足も伸びました。 演技の実力はさすが。とても安定しています。 ほのぼのとしたカ感覚というのかな?すごく良かったです。 そしてダンスも、ますますうまくなりました。ジャニーズの賜物ってことかな? 橋本識人役の佐野瑞樹ジャニーズJrとして有名みたいですね。彼のファンが大量に客席にいました。 その黄色の声援の凄まじいこと。 歌はハッキリ言ってダメダメ。 だから普通の歌ではなく、ラップになったみたいですけど。 ラップだってかなり歌唱力いるんですよ。それを勘違いしてほしくないですね。 結果的に、この橋本識人役はあってもなくてもいいような存在でした。 北野深雪役の宮島依里彼女も、この役のアニメの声優です。 今回はメインとしてスポットが当たっていて嬉しい。 演技もいいですが、歌唱力の方がもっといい。 ダンスシーンも良かったと思います。 久我山夏実役の坂本真綾彼女も、この役のアニメの声優ですね。けっこう有名らしい。 歌は、透きとおるようなとてもすてきな歌声です。 ここからとんでもない、声優、そして舞台女優へと駆け上っていきます。 総括様変わりした客席ではありましたが、 舞台上では鈴木真仁さん樋口智恵子さんを中心に、 明るくさわやかな演技が展開され、楽しく観劇することができました。 ただ、客層が客層なので、男が見ようとする意志を無くしかねない。 ※敬称略 |