T-all studio 旗上げ公演「絆」キズナ  2009年

◆公演時期   10/30(プレビュー公演) 10/31
◆会場 ラゾーナ川崎 プラザソル
◆演出・構成 shingo

観劇感想

まず第一に明記しておきたいのが、
私が観た公演はプレビュー公演。
私のスタンスとしては、プレビュー公演やゲネプロの感想は、
全く持って意味がないと思う。
本番とは全く違います。
天と地、月とスッポン、雲泥。
いくらゲネを見たところで、あくまで練習、マスコミ向け。
その感想を書いたところで、全くあてにならない。
(これから始まる舞台、マスコミは悪いこと書きませんから)
ゲネと本番がいかに違うか、
舞台も出演者、スタッフであれば、言わずもがな。
それをふまえて、プレビュー公演の感想です。

基本は音楽イベントに近い。
歌、ダンス、生バンドの演奏、さらに単独のドラムや和太鼓、胡弓。
生バンドをバックにダンスや歌を披露するというのは、
それだけで本当に光栄だと思う。
ぜひともバンドの方に感謝してほしいな。
和太鼓は素直に素晴らしいと思う。
音響も大迫力だし、暗闇で叩く三つの太鼓のハモーニーも素晴らしい。

「絆」というコンセプト。
「温人知己」という四字熟語。
プロジェクターで各ナンバーごとにイメージ映像、
キャストの写真等にも使用していました。

大人の歌もあるのですが・・・
これはあえて言いませんが、観客には有名子役もたくさんおり、
彼女たちが一番気付いているでしょう。
歌がうまい子たくさんいましたし。
声量は・・・

子役の出番はかなり少ない。
いろいろな場面で登場することもありますが、
一番メインなのは、ハロウィンパーティーのようなところ。
ここで、演技なり、ダンスなり、目立つ場面があります。

最後のエンディング。
「ハイスクール・ミュージカル」のテーマ曲だったかな?
ここの振付が私としては残念。
だって、普通に考えて「ハイスクール・ミュージカル」のあの振付をすると思うじゃないですか。
DVDを買えばわかりますが、振付レッスンだってありますし。
その振付ではない、単純なものだったのは、正直いただけない。
もちろん、全員がダンスをできるわけではありませんが、
あの曲を使うのであれば踊ってほしいところ。
観ている観客だって、あの曲はわかるでしょ?
あのダンスをするのかな〜?って思うはず。
それがないのはつらかった。

子役出演者ですと、
中村沙綾
彼女の実力はある程度は予想していました。
とても素晴らしいデキだったと思う。
体も鍛えていて、すごく筋肉質。
最近は細い体の人が多いけれど、筋肉があった方がいいもの。
ダンスもしっかりしているし、見応えありました。

稲葉美咲は初めて観ましたが、ルックス抜群の美少女。
これは人気でますね。
表情豊かですし、笑顔もかわいい。
ダンスは・・・チェックするの忘れました(汗)
モデル路線でも十分にいける・・・というか、もうやっているようですが。

澤登ひほりは、とにかくすました表情は抜群だと思う。
過去に服部杏奈に対して、「すました表情は天下一品!」と評したことがありますが、
現在では澤登ひほりだと思う。
とくに傘を回したナンバーでの、落ち着いた雰囲気は日本人形のよう。
お嬢様そのものですし。
それでいてダンスもできますからね。
ただ、表情の変化に対する柔軟性はこれからの課題。
笑顔はかわいいんですけど。もっとほしい。

鹿目こころ
鹿目聖名の実力、私としてはかなり高い評価をしているので、
その妹の初舞台、初デビューということで注目していました。
う〜む。
髪形はボンボン飾り?のように、頭の上にふたつ丸める感じで、
これはすごくかわいい。
意外と目がパッチリなんですよね。とても印象深い。

ただまぁ〜全体的な印象としては、これから。
姉に追いつくには、まだまだ先のことでしょう。
キャラが違いますし、姉と同じ路線で歩む必要性は全く無く、
別方向の道でも十分にやっていけると思う。
彼女の個性で頑張ってほしい。
長いスパンで見るべき人材。

で、じつのところ一番印象に残ったのが速見里菜
アンサンブル等で何回かは観たことがあるのですが、
少ない人数でしっかり観るのは初めてでした。
う〜ん、表情いいですね!
すごく明るい。
瞳パッチリ。
じつに楽しそうに踊っている。
中村沙綾とまではいかなくても、筋肉のつきかたもいい。
正直、ここまでやれるとは思いませんでした。
私の中ではかなり高評価。
速見里菜、やりますね!

総括
これからも同じキャストというわけでもないようで、
いろいろなアーティストの発表の場、という感じになるのでしょうか?
今後に注目です。

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