公演時期 | 2008年7月28日(月) |
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会場 | 大宮ソニックシティ |
あらすじ世界中からおもちゃが消えた? おもちゃランドの王様から、突然連絡を受けるキョロちゃんたち。 魔法使いのソラシドが現れ、 おもちゃランドのおもちゃが消えてしまっているので、助けてほしいとのこと。 早速、マシュマロ博士が作ったワープマシーンで、 マシュマロ博士、助手のシュガー君、キョロちゃん、 エンゼル姫のふたりが駆けつけようとするところに、 突然、おもちゃランドからの助っ人が登場。 口は達者だが、意外と気の弱いヒーローのドド、 お嬢様だが格闘家(笑)な人形、レレ、 ネコのぬいぐるみ、ミミ、 パンダのぬいぐるみ、ファンァンも合流。 さぁ~おもちゃランドへ出発だ~! 感想2006年、 2007年に続いて3度目の観劇 サブタイトルは「キョロちゃん、おもちゃランドのクエクエ大作戦」 「森永」という企業がこういうところにも投資しているところをみると、 本当に嬉しくなります。 しかも子ども向けとはいえ、クォリティが高いですから。 私も森永製品を買わないと(汗) お世辞は以上として(爆) 感想。 頭をカラにして童心に戻った気持ちで観ると、本当に毎回面白いです。 今回、話しの根底にあるものは、 「物を大切にしよう」というメッセージ。 壊れたらまた別に買えばいい・・・というのではなく、 直す努力が必要というものでした。 子供にも十分に理解できる内容で、とても良い仕上がりだったと思います。 ただ、今回はイマイチ盛り上がりには欠けます・・・ 全体的にも、元気に盛り上がる曲が少ないのは残念。 また、敵役の魔法使いソラシドは映像出演。 ちょっとカツゼツが悪く、歌も聞き取りづらく、 何を喋っているのかわかりづらいところもありました。 ここは改善の余地がありますね。 1幕と2幕の間のつなぎに、 今回は舞台の演出上、マシュマロ博士がいないのはつらいです。 シュガー君だけで場をもたせるのは正直厳しい・・・ また、うちわを使ったダンスの振付練習が無かったことも残念。 これはぜひ復活してほしい。 せっかくうちわにも、 「このうちわを使ってみんなで踊ります」と書かれているのに・・・ これだけですと、どこで踊るのかが全くわかりません。 一度でも観劇したことのある人は、 最後の曲で勝手にうちわを振っていますが・・・ みんなで踊ることが楽しいので復活をのぞみます。 子供向けミュージカルとは言っても、 出ている役者の方の実力は半端ではありません。 特にダンスは本当にすばらしい。 今回一番気になったのは、 片ヒザを上げたり下げたりするアクション。 かなり大きなアクションだったので、意外とここがキーポイントかもしれません。 企業のイメージがあるだけに、ダンスのデキの良さは本当に重要。 さらにはマシュマロ博士のマッスルミュージカル顔負けのパフォーマンス。 すごいな~とつくづく思います。 気になった役者、キャラクターエンゼル姫(ふたり)は青と白の衣装。 前回は歌がメインでしたが、今回はダンスもこなしていました。 去年と同じ人かは不明。 キョロちゃん 移動距離がかなり多い・・・・・ 本当に舞台上を行ったりきたりします。 中の人なんて存在しませんが・・・やっぱり相当大変でしょう。 いちごキョロちゃん 今回初登場! でも、ほぼ服の色が違うだけだ(爆) ドド 青と銀色の服装。ヒーローだが、イマイチ活躍はしないのね・・・ レレ オルゴールの上で踊っている、ピンクのドレスの人形。 格闘というか、空手かな?なかなかアンバランスが面白いです。 ミミ ネコのぬいぐるみ(黄色と茶色?) ミュージカル「キャッツ」みたいな衣装です。 彼女だけキャストがわかります。原田京 元東京メッツの女の子。 彼女の実力を良く知っているだけに、やはりそのパフォーマンスは素晴らしい。 演技も、表情も、ダンスも、セリフも、歌も、一番安定感があります。 この舞台の要であることは言うまでもありません。 とても可愛らしい役柄でしたので、けっこう萌えました(笑) ファンファン パンダのぬいぐるみです。 少しメタボな体型ではありますが、もちろんダンスもします。 総括私が知っているかぎり、2006年、2007年より、若干、盛り上がりに欠けました。 もちろん十分に楽しいのですが、盛り上がる曲はもっとほしいかな? 観客の子供をうまくのせるためのアドリブや、突発の受け答えも必要になるので、 MCの力をつけたい人には、本当に勉強になります。 「ガラスの仮面」でたとえるなら、 姫川亜弓が「王子と乞食」を演じているところでしょうね。 舞台の楽しさのみならず、他の部分でも勉強になるミュージカルです。 ※敬称略 |