◆  『フレンズ 〜ガラクタ怪獣のなみだ〜』 2006年

◆公演時期   2006年8月24日〜27日
◆会場 新宿 シアターサンモール
◆演出 桝川 譲治
◆脚本/作詩 長田 育恵
◆作曲 水野 良昭
◆振付 羽永 共子
◆舞台美術 南 雅之
◆照明 中山 仁
◆音響 戸田 雄樹、相川 幸恵
◆舞台監督 澤、麗奈

あらすじ

そらは、お母さんと一緒にこの町にやってきました。
でも、新しい学校になじめず、塾でもイジメにあってしまいます。
そんな時、そらは町外れの工場に迷いこみました。
そこで出会ったのは怖そうなおじさんと、個性あふれる仲間たち。
おじさんは、そらに仕事を与えます。
「この工場のどこかに眠る、オモチャの怪獣を修理してくれ」
そらは怪獣を探し始めます…

怪獣を見つけることによって、今、そらの心の歯車が動き出しました…
(パンフレットより一部抜粋)

観劇感想

2003年〜2004年に行われたフレンズの観劇感想はこちらこちら
その再演ということで、楽しみにしていました!

いきなり劇場内のお知らせが、大木梓彩とは驚きました(汗)
さすがに、これはみんな気づきましたよね。
出番がこの程度というのは当然でしょう。
ゲスト出演ですし、顔見せ程度で全く問題ありません。
チラシのセンターに載ってるタレントが、最後に2、3分だけ出演するという舞台もありましたが(汗)

私的に大木梓彩にはずっとこの髪形でいてほしいな〜なんて思いました。
すごく似合ってるし、ひとめで彼女だ!とわかりますから。

渡辺里佳と北川理恵の「ふるえる予感」のナンバーは秀逸!!
ここはかなりすばらしいでしょう!一番聞き応えあるナンバーかな?
ただ、私自身が一番好きなナンバーは「ガラクタ・パラダイス」なんですけどね(笑)
この曲大好き!

フレンズは個々のセリフが長く、二人芝居、三人芝居の長いシーンがあります。
たくさん印象的なシーンはありますが、
私が一番好きなシーンは、やっぱりノゾミが父と母のこと等を告白するシーン。
全員が感情移入して、見応えありました。

前回の公演と比べて、人数が増えて役も増えました。
そのため、前回の役の印象とはかなり違います。
みなみ役なんて、前回はサブリーダー的なイジメ役でしたから。
今回は控えめ。
また、歌を歌う場面も微妙に違い、前回であればひとりで歌うところを、
ふたりに分けて歌っているところもありました。
Rチーム、Mチームのキャストによっても出番が違います。
演技シーンは同じですが、ダンスナンバーとかは違いますね。
ここはダンスができる人が出てくるのは当然ですから。

2チームの違いは、数を数えるところがイチ、ニー、サンというのが、
相手チームはイー、アール、サンーという中国語になっているところ。
そして、キムチソースのボケで「ナイナイ」等いろいろなバージョンがありました。

ちょっとマニアックネタ。パンフレットの売り子さん、ご苦労さまでした(汗)

千秋楽はやっぱり観るべきですよね!
両方のそら役ともに、最初から自分の喉を気にすることなく、いきなりトップスピンで歌っていました。
ココ関連の歌もたくさん歌ってくれますし、両チーム合同の歌もあるしで大満足!
澤田樹里亜・・・・・・頑張った、頑張ったよ(涙)

気になった役者さんは・・・

そらの渡辺里佳
彼女の舞台は本当に久々!
2003年のイマジンのミュージカル若草物語エイミー役以来。
身長伸びた!(当たり前だけど・・・)
すごく綺麗になりましたね。昔も可愛かったのですが、良い成長の仕方。
意外とルックスや雰囲気が前田織里奈、小川亜美に似ているかな?

彼女には、やはり華がある。舞台映えというか、舞台でしか見えないものを感じます。
セリフ回しはうまいし、セリフも聞き取りやすいし、演技力は全く問題ないレベル。
表情付けも抜群なんですよ。
特にフィナーレのダンスは観客を魅了します・・・

ただ、意外とテンポが早い感じがしました。少しあっさり系かな?
歌ですが、そら役は出番が多く、当然のことながらセリフも多く、ソロも多いです。
そのためかどうかはわかりませんが、前半はやや歌唱力をセーブしているように思えます。
のどをいたわってのバランス重視かな?
後半の方が遥かにいいですから。はかなげな歌い方はすばらしいです!
彼女もすぐに感情移入するタイプでしょう。
エンティングのダンスシーンにも注目!
か弱い役の人が、細身の体で激しいダンスをすると目立ちます(笑)

ちなみに千秋楽の歌唱力は前半から飛ばしていて完璧でした!
彼女は本当に見応えあります。ひとり芝居も観てみたいな。

同じくそら役の今泉舞
ココスマイル3再演では、主役のココ役。
ココスマイル4にも出演の大ベテランの女の子です。
ダンスも歌も演技も良く、とても安定していて主役として申し分ないのですが、
不思議と何かパワーが足りないんですよね。
主役のココの時や前回観た時の方がオーラを感じたように思えます。
今回は決して下手ではないのに印象が薄いんですよ。
私が観た回では、セリフで詰まるところが彼女にしては多かったですから。
どこか調子が悪かったのではないか?と推測せざるをえません。
肉体的というよりも、精神的にかな?
パンフレットで「演技ではなく、自然にそらになれるように・・・」というコメントをしていますが、
その弊害なのかな〜?
歌唱力はもやや物足りない。彼女の実力ならもう少しできてもいいと思うのだけれど。
主役として申し分ないのに、彼女の良さがあまり引き出せなかったことは残念。
彼女はフィナーレでのダンスは秀逸。側転も綺麗です。

アキラ役の北川理恵
アキラ役は、過去に齋藤彩夏、石井香澄という、言うまでもなく偉大な先輩がいます。
その後に役をやるのは正直たいへんでしょう。
先人が偉大過ぎると後人がたいへんなんですよね・・・・・・・・
とはいえ、誰かがやらなければなりません。
Rバージョンは北川理恵。
2005年アニーのジュライ役でも、歌唱力はとても印象に残りました。
今回はさらにパワーアップしています!!
歌唱力に関しては言うことなし!
透明感があり、深くやさしい声量にあふれ、とてつもなく素晴らしい歌声です。
彼女の歌声に魅了された方も多いでしょう。
保泉沙耶に匹敵と言っても過言ではないです。それだけの実力。
彼女のソロによって、「フレンズ」の舞台が引き締まる感じ。
セリフ回しもいいし、演技もしっかりしているし、感情も入っている。
後半のそらとの感情移入するところは頑張ってました。

ただ、一番最初にそらと出会うシーンはややテンポが早い気がします。
淡々とした二人芝居のような印象。
それから、頑張っているのは大いに認めるけれど、まだ歌でしか表現できない感じがします。
彼女の歌唱力が魅力的すぎて、演技がおざなりになりがち。
もし歌うシーンが無く演技だけであったら、印象はかなり変わるかもしれません。
たしかにセリフ回しはいいのだけれど、淡白でサラサラと流れるところもある。
悪い意味でいうとクセが無さすぎるのかな?
歌唱力で存在感を出しているものの、演技だけを見るとまだまだのような気がします。
それでも他の子に比べたらうまいんですけどね。
次回、ここを改善してまたパワーアップしてくると、たいへんな女優になること間違いなし。

同じくアキラ役の荒居直子
言うまでもなく、彼女はココスマ1再演から出演していて、
ココスマイル3ココスマイル3再演ココスマイル4前回のフレンズ初演にも出演している生き字引(笑)
彼女は良い意味でルックスも雰囲気も変わらない。みんなも荒居直子を見習ってほしい(爆)
彼女も歌唱力に定評がある女の子。
それでも北川理恵に比べると声量に関しては劣ります。
しかし、そこはベテラン!荒居の場合はしっかりとかみしめるような歌い方です。
歌詞に思いをこめて、ひとつひとつがじつに丁寧。
演技もしっかりしていて、軽そうな演技の中にも趣があります。
セリフまわしもこなれていてベテランの味を発揮。
舞台上の落ち着いた存在感を彼女からは感じます。
彼女がこの役をやっていれば安心ということでしょう。

ただ正直、大学生の彼女がこの役をやるのはつらい。
というのも、高校生メンバーでこの役をやれる人間がいなかったことから彼女が選ばれたのかも。
歌唱力は絶対に重要だし、演技的にも実力がないとこの役はつとまりませんから。
次世代のメンバーから、この役をできる人が現れることを期待します。

イクミ役の進藤綾乃
ココスマイル4では藤井玲奈のダブルキャストでしたが、印象には残ってます。
演技的にもしっかりしているし、表情付けもいいし、セリフもいいし、歌もいいです。
柔軟性があって、回りの人をフォローするところはさすがです!
ただ、一点。やや喋りが舌なめずりなところがあるんですよね。
聞き取りにくいセリフがあるのも事実。次回はここを改善してほしいかな?
千秋楽
ビックリ〜!
今日は調子が良かったのでしょうか?すべてにおいて素晴らしい!
セリフもほぼ完璧で聞き取りにくいところもないし、なによりダンスでの笑顔は最高にかわいい。
もしかしたら千秋楽が一番良かったかな?
他の方からの評価も彼女は高いですね。

同じくイクミ役の池松亜美
前回のフレンズ初演にも出演していましたが、印象度はけっこう薄かったです。
でも、いま自分で観劇感想を読むと、けっこうチェックしてました(笑)
私って先見の明あるかな?(汗)
それはともかく、今回の池松亜美はその当時よりもさらにレベルアップしての登場!
Mバージョンの中では印象に残ってるメンバーのひとり。
演技も良くできているし、ひとつひとつのセリフがしっかりしていて聞き取りやすいし、
歌唱力もあります。すべてにおいて安定。
2幕の自分のことを告白するシーンはじつに秀逸!
イクミ役に関しては進藤綾乃と互角!

カヤ役の大谷瑠奈
う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、
・・・・・・・・・・・・頑張ってはいる。それは認める。
セリフもしっかりしているし、カヤの心揺れ動くけなげな表情もいいし、歌もよくやっている。
ただね・・・・・・・・・・・・・
あまりにもクセがありすぎるんですよ、演技が。
北川理恵はクセが無さすぎなのですが、真逆でこちらはクセがありすぎ・・・・・
独特な演技というか、空間というか、大谷瑠奈ワールドというか、
ハッキリ言って明らかにひとりだけ浮いてるでしょ?
これは観ていて正直まずいな〜と思いました。
自分ひとりで演技をしている感じ。
自分のペースだけを守って、他を全く見ていない・・・というかそれを自分が気づいていない。
誰か気づかせてあげる人はいなかったのかな?
それとも、それすらできない状況だったのかな?
彼女だけ完全に異世界、異空間。
千秋楽
私が観た回に比べると、落ち着いた感じにはなりました。
歌唱力も頑張ってました。
たとえば、「ドラゴンファンタジー」のような個性あふれる舞台なら、
現状の彼女の演技でもいいのですが、「フレンズ」の舞台に関しては違和感がありすぎました。
次回に期待します。

同じくカヤ役の池田彩
劇団四季の「ライオンキング」元ヤングナラですし、「南十字星」にも出演していることから、
実力は元々あります。
演技もしっかりしているし、セリフづかいもうまい。
ただ、どちらかと言えばダンスの方が印象強いかな?

たまき役の植草ゆりこココスマイル4に出演していましたが、
私はあまり覚えていないんですね(汗)ルックスはすごく印象に残ってますけど。
が・・・・・そんなことはどこ吹く風、すんばらしいんですけど!
めちゃくちゃ成長しましたね。
演技はじつにしっかりしているし、セリフ回しも良く言葉がハッキリしているし、歌唱力もある。
とても安定している感じがします。
Rチームの中でも強く印象に残りました。
彼女の今後の活躍にも大注目でしょう!

同じくたまき役の大山桃子
ルックス抜群、スタイル抜群の美少女。
手足が本当に長いです。
演技は・・・まぁ〜か弱い演技はやろうと思えば誰でもできるんですけど・・・・難しくないのでね・・・
歌唱力はつらいかな。
池田彩とのナンバー「ダッシュ」
かなり微妙・・・・・

りんこ役は前回が田中みいやと堀内夏海という強力な個性の持ち主でした。
けっこう目立つ役ですが・・・・・正直、今回はどちらのチームともにパワー不足の印象。
先人が偉大過ぎると後人がたいへんなんですよ・・・・・・・・
こっちは、そんなに偉大ではないですけど(爆)
指出麻琴は、かなり粗削りな演技。
手足が長いですね。

同じくりんこ役の稲葉美月
彼女もかなり粗削りな演技。粗削りという意味では似てます。
ただ、彼女は基本はダンスの子でしょう。ダンスの方が魅力的。かなり目立って頑張ってました。
さらに歌も頑張ってほしいな。

わか役の滝沢路子東京メッツに選ばれるほどの実力者。
ダンスは見応えあるし、演技力も十分だし、セリフもしっかりしています。
彼女がこのカンパニーの舞台にたつことになるなんて、感慨深いです。
歌は昔に比べると良くなってますね。(それほど長いソロではありませんが・・・)
彼女はとにかくダンス。ダンスシーンはすごく見応えあります。
前面に出ていることが多いし、センター近くも多いですから。
フレンズの舞台では難しいですけど、セクシー系なダンスも魅力的です。

同じくわか役の小澤瑞季
ココスマイル4に出演経験もあり、ダンスの柔らかさでは私も印象に残っています。
基本は間違いなくダンスの子でしょう。
ダンスナンバーの時はガンガン前で踊ってましたから。
前述しましたが、ダンス、そして体の柔らかさは秀逸。
ただ、セリフはまだまだかな?演技的にはたしかに去年よりは良くなっています。
努力したことでしょう。その成果は出ています。
次回は歌でしょうね。頑張っているのはわかるのだけれど、ちょっとつらい・・・
それだけ、すべてに安定感を求めるのって難しいんですよ。
じょじょに改善してくれると嬉しいな。

マキ役の相原えみり
なるほど、この人が・・・・・・・・・初めて拝見しました。
セリフはまずまず頑張ってます。歌は普通かな?
基本はダンスの人ですよね?
滝沢路子とのダンスシーンは見応えあります。
この二人がいると、ダンスシーンはかなり安心します。

同じくマキ役の建畠すみれ
一見地味な感じではありますが、ポイントポイントがじつにしっかりしています。
演技もしっかりしているし、セリフづかいもいいし、表情もいい。
歌唱力もありますね。ソロのところもなかなか良かったです。
それプラス、ダンスの実力もある。前面で踊っていたので、かなり目立ちました。
無難に安定していて、私的にはすごく好きな役者さんですね。
安定感で印象度大の女の子。これからの活躍にも期待できます。

ユウカ役の吉池結
2003年「アニー」ケイト役は今でもかなり印象に残ってます。
いじめ役の筆頭ですが(笑)
う〜ん、抜群にうまい!
セリフ回しもうまいし、こなれている感じ。
彼女は表情を見ているだけでも楽しいです。
特にダンスでの笑顔はバッチリ!
意地悪をするときの目つきも印象深いです!
彼女に関しては言うことないな(爆)

同じくユウカ役の斉藤瑛梨寿
じつは彼女の姉、斉藤世菜が前回のフレンズ初演で同じく役なんですよね。
やはり似た雰囲気のためでしょうか?
2005年の森は生きているにも出演していたのですが、
リス役は微妙なので(汗)今回が初めての観劇ということになります。
で、これがビックリ!なかなかいいんですけど!
あまり期待してなかったのですが(笑)ここまで良いとは驚き。
基本は声ですね。高い声でハッキリとしていて、ひじょうにセリフが聞き取りやすいです。
演技もしっかりしているし、じつに堂々としています。
歌のソロっぽいところもありますが、しっかりしています。この年齢からすれば十分でしょう。
いじめる時の表情もいいし、ダブルの吉池に勝るとも劣らぬでき。
ここまでやるとは思いませんでした。意外とやりますね!

手足が長く、特にダンスでは目立ちます。
しかもダンスナンバーでは前面で踊ってるんですけど!
まだ小学6年生なのに(笑)
もちろん、それだけの実力があるから配置されたのでしょう。
ダンスレベルは高いと思いますよ。
次回は、自分の出番で無い時の表情付けをしてくれると、さらにいいかな?

ミツル役の永嶌愛里は、なにか少し雰囲気が変わったかな?
声もやや低音になったような気が・・・・・・
今回はすごく印象が薄い。
ココスマイル4ココスマイル3再演での演技、ダンス、歌の安定感がある実力の持ち主なのに、
ちょっと今回は残念。
どちらかと言うとダンスの方が印象深い。

同じくミツル役の田中美織
彼女もココスマイル4ココスマイル3に出演しているベテラン。
久々に彼女を見たのですが、背がかなり伸びましたね。
歌はまずまずかな?ただ、彼女も今回は印象が薄い。
きらびやかで華のある彼女なのですが、今回はわざと自分を消し去る演技をしたのかな?
ダンスのところはやっぱりいいですね!

ひな役の家泉明花
たいへんでしたね・・・・・・・
さて、ルックスは日本人形のような感じで、とても愛くるしいです。
ダンスシーンでは、足も良く上がっていました。
本当の性格はわかりませんが、あくまで観た印象だと、純粋でピュアな感じを受けます。
まだまだこれからの女優さんでしょう。
今回の経験を経て、また一歩前に進んでほしいと思います。
彼女の独特な雰囲気はとても将来性を感じますから。

同じくひな役の澤田樹里亜
現在は花やしき少女歌劇団でも活躍中です。
ルックスはあいかわらずかわいい。非の打ちどころがないほどのかわいらしさ。
演技やセリフもよく頑張っています。
ただ、花やしき少女歌劇団の時同様、目の動きがひじょうに気になります。
まだこういう舞台は慣れていないのかキョロキョロしていることが多いです。
舞台上で立っている時も、そしてダンスの時も回りの子が気になるのか落ち着かない。
来年ぐらいにもう一度見て、その時の成長が見たいです。
まだ小学2年生ですからね。そのときにダンスレベルももう少し上がっていると嬉しい。
ソロで歌うところは、まだまだつらい・・・・・でも経験、経験。

ひとつ思ったのは、彼女って一生懸命にやればやるほど面白い(爆)
雰囲気が意外とコメディチックなんですよ。
本人は真面目にやってますけど、見ているとその過程がすごく面白い。
コメディ系も似合うかもしれない。

スモモ役の石井晶子
パンフレットの写真の笑顔より、舞台上の笑顔の方が断然かわいいです。

同じくスモモ役の田村未奈美
表情付けがいいですね!なんとなく面白い雰囲気が漂ってました。

かおる役の西島成美
言うまでもなく西島来美の妹なので注目していました。
基本はダンスの子かな?
ダンスシーンはなかなか見応えありました。
ただ、それほど演技シーンやセリフを喋るシーンが少なかったのでなんとも言えないです。

ふうこ役の澤登ひほりはルックスはかわいい。
グラビア系にいくかもしれないですね。
ダンスはまだまだ・・・・・

今回、梢役を天雀さん、のぞみ役を冨岡真理央さんが演じていますが、
出演者発表があった時、私はすぐに冨岡は梢役だとずっと思ってました。
前回のフレンズ初演では安藤聖が演じていましたから。
それと同じく役だな〜とずっと勘違いしていて、パンフレットを見てビックリという感じです(汗)
私的に、髪形はパンフレットの写真のように下ろした方がいいな〜思います。
断然こちらの方がかわいいし、アップにしていると年上のお姉さんすぎる印象。

のぞみ役の冨岡真理央はココスマイル初演でココ役。
もちろん、1997年のミュージカルアニーの主役アニー役で有名。
プロなので何も言うことないんですけど(汗)
演技にしても、歌唱力にしても、申し分ないです。お見事の一言。
存在感ありありの演技。重厚感ありましたね。
感情移入の仕方も見事。観ていて全然嫌らしくない。

梢役の天雀
彼女もプロなので言うことないんですよね〜
演技の雰囲気でしょうか?それがこの梢役にじつにマッチしていました。
明るくこなれた演技は秀逸。
歌唱力もありますね!聞き応えありました!
「笑顔、忘れない」のナンバー。「そらの笑顔は〜」のところが一番好き。

ちなみに星芝氏、千秋楽のターン頑張りました(涙)

総括
前回に比べると、新人さんの参加がかなり目立ちましたね。
公演のできよりも、新人女優たちの育成、経験の意味合いが強いように思えました。
主要で重要なところはベテランに任せておいて安心ですから。
彼女たちが違う舞台で、どのだけの成長を見せるのかも楽しみのひとつです。

(敬称略)


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