◆  『ライオンキング』2006年2月

◆公演時期   1998年12月20日よりロングラン公演中
◆会場 四季劇場
日本スタッフ
◆企画・制作 浅利 慶太
◆日本語台本・訳詞 浅利 慶太
◆日本語台本協力 藤田 みどり
◆日本版演出 浅利 慶太
◆技術総監督 沢田 祐二
◆副技術監督 滑川 武
◆振付スーパーアドバイザー 古澤 勇
◆衣装スーパーバイザー 福井 ひとみ
◆パペットスーパーバイザー 田中 眞喜
◆照明スーパーバイザー 赤碕 浩二

あらすじ

アフリカの広大なサバンナ。
動物たちの王国、プライドランド。
ライオンの王ムファサと王妃サラビに、王子シンバが誕生した。
このままいけば、王位継承はシンバになる。
だが、ムファサの弟、スカーはそれが気に入らない。
『王になるのは自分だ!』
そう考えた彼は、シンバ抹殺を計画する。

スカーの罠におち、シンバは絶体絶命。
しかし、父ムファサが彼を救いだした。
その間隙をぬって、スカーはムファサを殺すことに成功。
そんなこととも知らないシンバは、父の死が自分のせいであることに悩み、
王国を去って行く・・・・・

そして数年後、大草原の中に、大きく成長したシンバの姿があった。

観劇感想

去年9月から、5カ月ぶりの観劇です。
当日券でE列でした。

気になった役者さんは・・・

ヤングシンバ役の岡田修宏くん。
彼とは、かなり付き合いが長いんですよね(汗)
ジュエルの発表会等、かなり昔から知っています。
顔つきは昔と変わってません。このままです(笑)

長男の岡田剛義くんは、「アルゴミュージカル」や「友情」
ダンカン演出の舞台にも出演しているほどの演技派です(爆)
次男の岡田真彪くんは、同じく「アルゴミュージカル」
そして「葉っぱのフレディ」さらには「ライオンキング」のヤングシンバ役にも
出演していた経歴を持つ、ルックス抜群(?)の逸材です。

素晴らしい経歴を持つ兄が二人もいるので、
修宏くん自身としては一番たいへんだったことと思います。
否が応にも見比べられますから。
期待が大きいぶん、プレッシャーは半端ではないでしょう。

さて、修宏くんのヤングシンバ。
声のトーンは次男の真彪くんにほんとに瓜二つです。
真彪くんが代役でやってもばれない(笑)
冗談はともかく、それだけ似ています。
セリフ口調は、よくやっていると思いますよ。
そんなに違和感はありませんでした。
特に「助けて〜!」の声が伸びるところなんて、かなりいいです!
よく声が出ていました。
歌は、とりあえず普通でしょうか?無難な感じです。

全体的なイメージとしては、かなりか弱いヤングシンバです。
それが幸いしてか、後述する林愛夏ちゃんとのコンビはなかなかいいですね。
愛夏ちゃんの気の強いヤングナラが引き立ちます。(本人の性格とは違いますけど)
愛夏ちゃんナラに尻をひかれている感じです(笑)
面白いコンビですよ。

笑顔の作り方もうまいです。
そういった意味では敵を作らないタイプでしょう。
これからの課題として、ヤングシンバ役にはありませんが、
怒った表情や怒りの表情をどうするのか?ここが気になります。
常に笑顔のイメージですからね。怒ったところは見たことありません。

ただ、やはり過去の舞台経験が全くないため、
オーラというか、迫力はまだありません。
同じ時期・・・かどうかは忘れましたが、真彪くんと比べるとパワーは見劣りします。
たしかに過去の記憶の方が良いイメージを持ってしまうことがあるのですが、
それを差し引いても、まだまだでしょう。
特にダンス系は、これからに期待します。
しかし、経歴がほとんどないぶん、彼には透明感を感じます。
まだ誰にも汚されていない真っ白なイメージ(笑)
これからどんな色に染まっていくのか?それを楽しむことができると思います。

ヤングナラ役の林愛夏ちゃん。
彼女を見るのは二回目です。
ちなみに前回見た公演は、彼女がデビューをして二回目の公演でした。
それに比べると、歌唱力が良くなってますね!
声がじつによくとおってます。
これが一番印象に残りました。
セリフ口調も、さまになってきましたね。
公演を繰り返しているので当然といえば当然なのですが、よく頑張ってます。
前述しましたが、岡田修宏くんのヤングシンバがか弱いイメージなので、
愛夏ちゃんのヤングナラが力強く感じることができました。

ムファサ役の金田俊秀さん。
かなり若いお父さんという感じのムファサでした。

スカー役の野中万寿夫さん。
ベテランさんですが、私は見るのが初めてでした。
なるほど、イメージとしては時代劇の悪代官という感じでしょうか?
ややだみ声のセリフや歌がひじょうにいいですね。
好きな人は彼のスカーにハマルでしょう。私も好きなタイプ。

シンバ役の田中彰孝さん。
すごく若く、その表情からは少年の面影も残っています。
23〜25歳ぐらいだったかな?
私的にはすごく好きなシンバ(笑)
まだ成熟されていない青年期のシンバがじつに良く似合っています。
また観たい!と思うようなシンバでした。

ナラ役の谷内愛さん。
どちらかというとアイドル的なイメージがあります。かわいい(笑)
前回見た上田亜希子ナラは、
完全に別格の存在なので比べることはできないのですが、
谷内ナラの歌唱力もなかなかいいですよ〜!私がお奨めします!


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