◆  『ライオンキング』

◆公演時期   1998年12月20日よりロングラン公演中
◆会場 四季劇場
日本スタッフ
◆企画・制作 浅利 慶太
◆日本語台本・訳詞 浅利 慶太
◆日本語台本協力 藤田 みどり
◆日本版演出 浅利 慶太
◆技術総監督 沢田 祐二
◆副技術監督 滑川 武
◆振付スーパーアドバイザー 古澤 勇
◆衣装スーパーバイザー 福井 ひとみ
◆パペットスーパーバイザー 田中 眞喜
◆照明スーパーバイザー 赤碕 浩二

あらすじ

アフリカの広大なサバンナ。
動物たちの王国、プライドランド。
ライオンの王ムファサと王妃サラビに、王子シンバが誕生した。
このままいけば、王位継承はシンバになる。
だが、ムファサの弟、スカーはそれが気に入らない。
『王になるのは自分だ!』
そう考えた彼は、シンバ抹殺を計画する。

スカーの罠におち、シンバは絶体絶命。
しかし、父ムファサが彼を救いだした。
その間隙をぬって、スカーはムファサを殺すことに成功。
そんなこととも知らないシンバは、父の死が自分のせいであることに悩み、
王国を去って行く・・・・・

そして数年後、大草原の中に、大きく成長したシンバの姿があった。

観劇感想

2年ぶりの観劇です。
当日券で取ったのですが、前から3列目で超!ラッキーでした。

ハイエナダンス等、けっこう変わっている場面もあるんですね。

気になった役者さんは・・・

まずは、ヤングナラ役の林愛夏ちゃん。
最初は子象として登場します。
とりあえず普通な感じ。
内田莉紗ちゃんは、この子象の時点で凄かったんですよね〜
それに比べたらまだまだ・・・

ヤングナラとしての最初のシーンは、
他のメスのライオンとともに獲物を捕らえようとする場面。
う〜ん、まだまだドギマギしているように見えます。
緊張している雰囲気が観客席からも感じとれました。

子供の時は、シンバよりもナラのほうが強いという設定です。
それを表現するために、ナラとシンバがじゃれあう場面があるのですが、
まだまだ愛夏ちゃんは弱いですね。
本来であれば、ヤングナラの強さをアピールするところ。
ただ、今の愛夏ちゃんは体の線が細く、か弱い感じ。
ヤングシンバのパンチ一発で倒れそうです(笑)
観客にもそれがわかってしまうので、これからは筋肉をつけていかないと。
まぁ、このまま舞台に立ち続ければ、
嫌でも筋肉がついていきますから、心配はしていません。

ハッキリとしたセリフ使い、表情付けもまずまずでした。
ヤングナラ「デビュー」ということで、私もかなり心配したのですが、
まずまず頑張ってくれました。
彼女はヒロミダンスの教育よろしく、背筋がピシッ!としています。
ただ背筋が伸びているだけでなく、
胸を張っているので見栄えがとてもいいんです。

ムファサが亡くなったシーン。
悲しい場面ということもあってか、
愛夏ちゃんを見ていたら涙があふれてきました。
彼女のことは2002年頃から知っているので、いろいろと感慨深く、
「あの愛夏ちゃんが、満席の四季劇場の舞台の上に立っている・・・」
そう思うだけで、過去の出来事が走馬灯のように脳内を駆け巡りました。

ヤングシンバ役の長谷川成義くん。
力強さは無い。
だからこそ逆にヤングシンバには合ってます。
演技もいいし、表情もいいし、歌唱力もまずまず。
ダンスもなかなかいい感じ。
全てにバランスがとれている気がします。
どちらかというと、優しいシンバかな?

「助けて〜!」と叫ぶシーンがありますが、抜群にうまいです!
これからさらに伸びる可能性がありますね。
要チェックでしょう!

ムファサ役に田村雄一さん。
う〜ん、あくまで私の印象ですが、
あまり「大人」というイメージがありませんでした。
力強さも足りず、威厳のようなものも感じ取れなかった・・・

スカー役の渋谷智也さん。
プロなので、うまいことはうまいのですが、
私のイメージするスカーではありませんでした。
かっこよくないし、ちょっとホモっぽいし(爆)
悪役ですが、スカーはかっこよく演じてほしいです。

シンバ役の友石竜也さん。
3連続、友石さんです(笑)
私自身、かなり慣れました。
ちょっと演技演技していますが、私は好きですね〜!
若さあふれる青年として合ってると思います。

ナラ役の上田亜希子さん。
めっちゃすごい〜〜〜〜〜!!!
このナラ凄すぎ!
歌唱力抜群で、特に低音がよく響きます!
すごい声量!
力強いナラの演技は申し分の無いでき。
このナラは見ごたえありました。

シェンジ役の青木豊美さん。
めっちゃすごい歌唱力!!
これはかなり聞き応えありました。
セリフの発声もよくて、かなり好印象!


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