「あの時代を知ってる人に確認したいんだけど「ジョジョ」って連載当初、人気無かったよね?」について

   

いや、人気ありました。


話し長くなります。はい。
まず、私が荒木飛呂彦氏のマンガを初めて読んだのは、
友達の家に行って、その友達のお兄さんが読んでいた週刊少年ジャンプが最初。
巻頭カラー「魔少年ビーティー」でした。
それまで立ち読み等でたくさんマンガを読んでいましたが、
この「魔少年ビーティー」の絵柄はとにかくインパクトに残りました。
そして話の内容もサスペンス。
ゴム弾撃った週刊に気に登ることや、
ちょっと腕をひっかいて、こすると字が浮きだすとか。
「蜂」の事件や、「フグ」の事件も思い出深いですけど、
特に印象深いのはガードマンとの対決ですね。
何かの化学薬品をガードマンにかけ、
消火器を持ち出す。
ガードマンが何をする気だ?と聞くと、
「知らないのかい?化学反応だよ。
今かけた薬品と、この消火器に混ざっている薬品が化学反応を起こすと、
皮膚がケロイドになる」
というハッタリをかますところなんて、斬新でした。
私は大好きだったのに打切。
そして次回作がこれまた傑作の「バオー来訪者」
SFアクションのヒーローもの。
技の名前である、

バオー・メルテッディン・パルム・フェノメノン
バオー・リスキニハーデン・セイバー・フェノメノン
バオー・シューティングビースス・スティンガー・フェノメノン
バオー・ブレイク・ダーク・サンダー・フェノメノン

これ全部覚えて、みんな真似してました。
残念ながら、このマンガも単行本2冊で終わり。
たしかにジャンプでも後ろの方でしたが、
私は大好きでした。
ちなみに、お別れ会とか、記念の色紙には、
なぜかバオーの画を書いた記憶があります。
そして次に始まったのが「ジョジョの奇妙な冒険」
このマンガ、始まった当初は、
普通にディオとジョジョのサスペンスというか、
対決なマンガにしか思えませんでした。
特にSF的な作品とも感じませんでした。
ところが、突然石仮面が注目され初めてから、
一気に流れが変わります。
ヒューマンドラマからSFへの変調。
「波紋」がキーワードになっての戦い。
王道ジャンプにおける、友情、努力、勝利。
これですね。
必殺技である、技名「サンライトイエローオーバードライブ」
つまりは「山吹色の波紋疾走」
じつはこのブログの山吹色に引っかけてあるのは内緒です。
敵の脇役のワンチェンの「ディオ様は言ったね」とか、
ツェペリ が無数の石の攻撃を防ぐために、
両足を前にしてジャンプするところとか、
ダイアーの「サンダークロススプリットアタック」とか、
黒騎士ブラフォードとの湖での戦いで酸素が無くなり、
あえて水面に上昇するのではなく、
湖底にある石の隙間から空気を探すなんてのも思い出深い。
(ちなみにこれが有名な「逆に考えるんだ」です。)
Yahoo!知恵袋
ということで、
当時の週刊少年ジャンプの中でも常に前半にあったわけではありませんが、
後半よりやや前ぐらいに載っていた記憶があります。
たまに後半になってしまうこともありましたが。
ただ、誌面の位置以上に、
人気は絶大でした。
「北斗の拳」「魁!男塾」と、ネタは尽きませんから。
2部ですと、ジョセフの言い回しである、
相手が言おうとする言葉を喋る、なんてのも流行りました。
時系列、当時のリアルタイムで見てきた私としては、
3部から見たとか、5部から見だした、人とは感覚が違うと思います。
こんな感想を持ちました。
見えない道場本舗

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