NHK 未解決事件「オウム真理教」を見た感想。 

   

久々に、
NHKの本気を見た。


まず、なにはともあれ麻原役。
この人がうますぎる。
Etsushi.F
見た目もそうですが、
喋りがそのまま。
いろいろツッコミどころがあるのですが、
まずは警察に押収されていなかった、
700本のカセットテープがあるのには驚き。
タイトルが「狂気」と書いてあることから、
信者の中でも、
少し違和感を感じた人がこっそり録音していたのでしょうね。
麻原の喋り、正直うまい。
ヒトラーは静かでいたり、時に張り上げる抑揚で、
民衆を鼓舞させていましたが、
麻原彰晃は違う喋り。
落ち着きつつ、少し早口。
そんなに偉くなさそうな語り口で、
優しく、穏やか。
童話を聞かせるような時もある。
そしてさらに思ったことは、
相手の質問に対して、
即効で即答する。
早い。
頭の回転は早いと思いました。
質問者が悩んでいる事柄に対し、すぐに答えをだしてあげる。
これが重要でしょう。
自分が対比的な考え、さらに深く考える前に、
麻原が答えをだして、麻原なりの理由で相手を納得させる。
悩む前に答えをすぐに出すことに関しては率直にすごい。
資本主義、社会主義を壊し、
宗教国家を作る・・・これは本当に言ってますからね。
そして最後の煽りとして、
サリン70トンを精製する予定だったことにも驚きます。
70億人を死亡させる量だとか・・・
宗教については、やっぱりいろいろ考えさせられます。
そしてそれを利用しての・・・とも、いろいろリンクして考えさせられる。
気がつかない人は多いでしょうけど。
気づかない人は永遠に気づかないでしょうし、
それもその人の人生。
なんて、深く考えてしまう。
NHKはよくやりました。
これを放送するだけで、いろいろ問題出てくるでしょうに。
NHK 未解決事件

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