テレビは報じず。小泉進次郎が今年から新聞を読むのをやめた
2018/01/16
ちょっと古いニュース記事なのですが、
とても興味深い記事。
「最近は新聞も、前ほど読まなくなったんですよね」
進次郎といえば、全国紙、スポーツ紙、業界紙など新聞10紙を読んでいることをこれまで誇らしげに語ってきた。中学時代に新聞配達のバイトをやって以来の「新聞マニア」でもある
池上彰氏のニュース番組でよくとりあげられた、新聞やテレビをチェックしている話。
それももうかなり減らしているようですね。
なぜなら、
進:よく思うけど、マスコミの世界も忖度がすごいのに、(マスコミの人たちは)なんでそういうことは言わないのかね。すごくしがらみが多いじゃない。(新聞やテレビは)それを言わないでさ、政治の世界の忖度だけ悪く言う。視聴者や読者は、それを見透かしているからね。だから最近、既存のメディアが崩れかかってきているのは、そういうところも関係あるんじゃないかな。
──新聞やテレビは、進次郎さんが訴える「軽減税率廃止論」も取り上げない。今年は、来年の消費増税に向けて、6000億円と言われる軽減税率の財源についても議論が交わされます。
進:(自分が軽減税率反対論を唱えても)絶対、生放送の中で報じてくれないよ。メディアが忖度しているから。メディアがメディアを忖度しているから。こういう収録現場で言っても、テレビではまず流さないよねえ。現場のみなさんが報じたいと思っても、上は流さない。
これがわかってきたから。
新聞自体が「軽減税率」の対象になるかもしれないおかしさ。
それを小泉進次郎は投げかけている。
無論、どこのマスコミもとりあげることはない。
答えてもそれをスルーするマスコミ。
小泉進次郎の人気ということで特集を組んでも、
この話しは全くとりあげませんからね。
自分の身に降りかかる、
ブーメランになる、
そういった時には、報道しない自由を行使するマスコミ。
進:メディアにかかわる人たちは、「メディア自体が権力だ」ということを自覚していない人が多いと思います。よくメディアの役割は権力の監視とチェックだと言うけど、じゃあ、そのメディアそのものは権力じゃないんですか。
メディアってすごい権力ですよ。人を潰せますよ。誤解なく言わせてもらえば、人を殺せますよ。社会的に、政治的に。そのことを自覚していないのか、自覚をしていないふりをしているほうが都合いいからそうしているのか。どちらかはわかりませんけど、メディアって恐ろしい生き物ですよ。
一度、空気が作られたら、嵐が過ぎ去るのを待つしかない。あの空気の作り方はスゴイ。怖いですよ。それに対する恐れがないと政治の世界では生きていけない。だって、できますもん、メディアが「コイツを潰そう」と思ったら。
メディアの権力もたしかに。
コメンテーターと称した人の意見が正しいかのよう。
せめて対立する意見のコメンテーターを出してバランスとってくれればいいけれど、
意見を全部同じ方向にする番組もある。
全員とは言わないけれど、それが正しい意見だと思ってしまう人もいるだろう。
小泉進次郎も今は「次世代の総理候補」とマスコミは煽るが、
何かのきっかけで反転することは十二分にある。
マスコミの方がいい加減だから。
自分たちの考えとは違う政治家になったら、手のひら返しをするなんて、
毎回のこと。
私たち一般市民こそ、マスコミを監視する立場だと思う。
偉そうに言うこともなく、誰でもみんなが監視して意見を言えばいい。
現代ビジネス | 講談社(1/4)