中国ドラマ「封神演義」を見た感想
ちなみに私はこの小説を20歳ぐらいで読んでいます。
上、中、下の3巻構成ですが、
読めばわかりますが、長い。
紙質も薄いので、ページ数が膨大。
しかも三国志以上に登場人物が多く、
人間関係を把握するのが大変です。
当時は、メモに書いたりしてました。
2、3回読んだ方がいいですね。
「封神演義」は何が面白いのかというと、
中国の歴史である「殷」の滅亡と「周」の成立の史劇ですが、
登場する人物が武芸の達人のみならず、仙人も多数登場し、
「宝貝」という、ある意味、必殺武器が多数登場するところ。
完全にSF。
これが面白いんですよね。
で、まず脚本の人が大変でしょうね。
この膨大な原作から1話1話の脚本作り、物凄い作業。
テレビもCGやワイヤーアクションを使っていて、
かなり本格的。
原作はけっこう残虐シーンは多いのですが、
多少ははぶいています。
そのぶん、さくさくドラマはサクサク進みます。
でも、流れは原作通りなので、原作ファンの私も違和感ありません。
妲己役が美人なのもいい。
特に前半は、伯邑考とのラブストーリー。
イケメンも多いので、女性ファンも多いでしょう。
今回一番驚いたのは、
最近登場した、これから主要キャラクターになる哪吒。
普通に考えて、ヤンチャで破天荒、少年のような心を持ちつつ暴れ者。
原作はそんなキャラクターなのですが、
この役をまさかの女性が演じます。
これは驚き。
もちろん、原作通り、男性という設定なのですが、
ど~見ても美人(笑)
でも、逆にいい!
これは演出の意図でしょうか?
やれらました。
ど~考えても、普通はこの役、男性が演じると思いますから。
それを女性にしたのは、素晴らしいと思う。
申公豹は、基本中立的な意味合いだったと思うのですが、
こちらでは、姜子牙と完全に対抗しています。
ちなみに地味な役ながら、
鄭倫というキャラクターは原作の時から好きなのですが、
普通におじさんでビビリました・・・
そして李靖。
哪吒の父親で、原作でもいろいろと大変苦労する人でしたが、
実際に映像になってみると、
同じく多難な人でけっこう感情移入します。
謝ってばっかりですからね。
コメディチックで、なかなか面白い。
韋護、楊戩、武吉、このあたりも楽しみ。
武吉はまだ名前表記では登場していませんが、
たぶん、登場しているあの人でしょうね。
中国ドラマ「封神演義」
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