NHKスペシャル 灼熱アジア 第4回「日韓中 緑色戦争」を見た

   

激烈な工業化で世界最大の汚染発生源ともなった中国を舞台に、
将来の80兆円市場と言われるグリーンビジネス(環境ビジネス)の
主導権を争う"緑色戦争"の火ぶたが切られた。
先陣を切ったのは、半導体、液晶と、日本から次々に盟主の座を奪った韓国。

久々にいいドキュメンタリーでした。
話しがものすごく深い。
簡単に言うと、環境問題にとりくむ中国に、
政府の後押しがある韓国と、高い技術力の日本の売り込み合戦。
韓国としては、このビジネス戦略を2016年に向けてさらに肥大させるとのこと。

 

いろいろ言いたいことはあるけれど、
まず思ったのは契約。

 

低コストと技術力と韓国政府の後押しで先をいく韓国。
とある韓国の社長が中国企業との契約書を交わすのですが、
中国で書かれている文面と、
韓国で書かれている文面とは内容が違うことがあるため、
かならず両方を確認するとのこと。
しかも今回、最初の二台の機械については利益が出ても韓国側に提供しないとのこと。
韓国の社長はそういうことを知っていて、あえて契約するそうです。
とにかく契約を成立させて、足固めすることが重要らしい。

 

日本はというと、高い技術力で北京大学に機械を売り込むものの、
コストが高過ぎると閉口。
とにかく、コスト、コスト、コスト。
低予算はいいけれど、あとで壊れたりしたらね~
なんて、私は考えてしまいますが、あくまで向こう側の主張。

 

そこで日本の社長はすごい決断。
自ら持っている知的所有権を無償で公開。
そのノウハウで中国で安い機械を作ってもらうとのこと。
納入する機械も結局無償。
物凄く悩んだことと思います。

 

なんと言ったって、最近だと、日本の古い新幹線を提供したら、
そのノウハウを分析され、中国で作ったものと解釈され、
新幹線ビジネスをアメリカとしていますからね。
そういう問題もあり、知的財産の無償提供は苦渋の選択だったかもしれません。
あとで、中国で独自に開発した機械と言われても、もう仕方ないでしょう。
ただ、その見返りに、いろいろな専門家、企業、地主からの問い合わせが、
一気に殺到していました。

 

共産国家ですし、根回し、賄賂もゼロではありませんから。
そういう国であることを理解した上でのビジネス戦略、
現場で実行する方は大変。
ものすごく深い番組でした。
NHKスペシャル

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