「第57回ブルーリボン賞」主演男優賞の浅野忠信が苦言。
2015/02/20
記事にしているのが東スポだとという始末。
他のマスコミはいろいろところへの配慮をしたのでしょう。
役者として一番大事にしているのが、友達の母親が自身の演技を見た時の反応。「映画ファンや映画オタクの反応なんてどうでもいい。彼らはオタク気質であれこれ言うけど、そんなもの『友達のお母さん』は見てない。見ているのは『俳優から出ている心』だけなんですよ」と訴えた。
最近の映画界は映像美など技術的なマニアックさに走りすぎているという。「まだ役者が手探り状態のうちに撮影を始めてしまう。ただセリフを言わされてるだけ。欲しいカットだけを撮る。もう限界ですよ。『何秒後に動いて』とか指示される。アニメーションの世界。映画を見すぎて、大事なことを忘れている」と危機感を募らせている。
「国内外問わず、監督が自分の撮りたい絵ばかり撮るのは、すごい問題。カメラばかり見て俳優の心に目を向けてくれない。それは高倉さん、菅原さん、山田監督に教えていただいたことに反する。心が通じていないとダメ出ししてくれた」
役者の心がまえとともに、
監督、スタッフにも同じ質の向上を訴えている気がします。
ビジネスとしては、
観客動員数、営業利益、ヒットしたからこそ言えることもあるけれど、
この発言はけっこう重いと思う。
東スポ
nikkansports.com